高松市に住む女性はウェブデザイナーとして在宅で仕事をしている。全身の筋肉が低下する進行性の難病を患っていて、日常生活を送るうえで電源が必要な医療機器によるケアが欠かせない。毎日充電が必要で停電すると使えなくなるため、女性の母親も不安を感じている。停電だけでなく避難先についても不安。香川県によると医療的ケアが必要な人は県内で約350人いて、災害にどのように備え医療的ケアが必要な人を置支えるか。そこで香川県と自動車販売会社などが連携して新たな取り組みを始めた。活用するのはカーシェアリングの車。長時間安定して給電出来るハイブリッド車を使用するという。車がガソリン満タンの状態では5日間充電が可能だとのこと。今年7月、女性は実際にシェアカーでの充電を体験し、順調に充電ができたという。一方、この取り組みでは社内スペースを活用して車中泊として使ってもらうことも想定しているが、車の高さに課題も見つかり会社側はフィードアックをもらいながら実用化に向けた準備を進めている。