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「高梁市教育委員会」 のテレビ露出情報

標高400m余りの臥牛山山頂にある備中松山城。全国で12しかない天守が現存する城のひとつ。急峻な山の尾根全体に城郭が広がり、難攻不落の城として知られた。店主の北側に続く尾根、数々の城郭の遺構が残っている。そのうちの1つ大池。天守から700mほど離れた尾根の先にある大きな遺構。池は地表の土を地下の岩盤まで掘って作られている。長さ23m、幅10mの長方形で深さは4.3m。周囲は石垣で固められ、城郭の池としては全国最大級と言われる。しかし、城が使われなくなった明治以降放置されたままで文献もほとんど残っていないため、いつ何の目的で作られたのかわからず、謎の池とされてきた。このため、池の用途には様々な説が唱えられてきた。その1つが城の飲料水として雨水を貯めていたという説。窪地の中にあり周囲からの水が貯めやすい構造。しかし、今の天守から700mも離れ水を送った痕跡も見つかっていない。2つ目はなにかの儀式を行う場所ではないかという説。池の2か所に底に降りる階段があり、近くには神社もあった。ここで何らかの儀式を行っていたのではないかという説。3つ目はプール説。大きさや形がプールに似ていることから水泳の練習に使っていたのではないかという説。しかし、どの説も決め手はない。史料の1つ1700年代の絵図には大池という文字がある。池には屋根が設けられていたようだ。藩主の交代のために一時備中松山城の城代をつとめていた赤穂藩の大石内蔵助の手紙にも「池に屋根があり船を浮かべている船は清掃用のものである」と書かれている。
備中松山城・大池の謎を解き明かそうと高梁市はこの一帯の発掘調査を行っている。調査現場が報道向けに公開され注目されたのが新たにみつかった大池周辺の遺構。大池には排水溝があり、水を流す木樋が見つかった。江戸時代末期のもの。さらに地中から谷を塞ぐように作られた長さが26.5mもある石垣が見つかった。排水溝の外には直径4.6mの池があり、水を流す木樋が出土。その外側にも石垣がありまるで砦のようになっていたことがわかった。備中松山城にとって城の北側は尾根伝いに敵が侵入する恐れがある場所。その最前線にある大池は防御の重要な地点だった可能性が高まってきた。
備中松山城の大池について。史料が残っていないのはなぜか兵藤秀郷アナウンサーは「これは備中松山藩をめぐる幕末の政治状況に理由がある。高梁市教育委員会の三浦さんによると幕末の備中松山藩の藩主・板倉勝静は幕府の中で老中首座という将軍の徳川慶喜に次ぐ地位にあった。このため戊辰戦争では幕府側として戦うしかなく、朝敵となったため新政府側に文書が渡らないように処分したとみられ、このため藩の文書の多くが残っていないのではないかということ。(備中松山城についての)調査では幕末新政府側との戦いに備えたと思われる守りを強化したあとも見つかっている。備中松山城は天守が現存する全国12の城のうち唯一の山城。高梁市は今後も調査を続け、池が何に使われたのかさらに山城としていまも天守が残る備中松山城の歴史の全体像に迫りたいとしている。」など伝えた。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年7月14日放送 13:31 - 13:55 NHK総合
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標高400m余りの臥牛山山頂にある備中松山城。全国で12しかない天守が現存する城のひとつ。急峻な山の尾根全体に城郭が広がり、難攻不落の城として知られた。店主の北側に続く尾根、数々の城郭の遺構が残っている。そのうちの1つ大池。天守から700mほど離れた尾根の先にある大きな遺構。池は地表の土を地下の岩盤まで掘って作られている。長さ23m、幅10mの長方形で深さは[…続きを読む]

2024年12月2日放送 9:50 - 11:30 フジテレビ
ノンストップ!(ニュース)
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