共栄学園のエースで主将の秋本美空さんは身長184cm、最高到達点は301cm。お母様は2012年・ロンドンオリンピック銅メダリストの元日本代表・愛さん。お母様の影響で小学校2年生のときにバレーボールを始めた。春高バレーでは1年生のときから試合に出場している。1年生では準々決勝敗退、2年生では初戦敗退と悔しい思いをしてきた。そして今回高校3年生のラストチャンスで見事19大会ぶり3度目の優勝を決めた。準決勝では1人で42得点、決勝では1人で35得点をあげ、MVPを獲得した。監督の中村さんは「高校生離れした高さで彼女がしっかり仕事をしてくれた。見ての通り大エースに育った」と話している。決勝後のインタビューで秋本選手は「一番感謝を伝えたいのはお母さん。学校まで遠いのに朝早くお弁当を作ってくれたり、起こしてくれたり感謝している。」と話した。週5日朝練習があり、午前5時半に家を出て約1時間半かけ通学していたという。決勝前、母・愛さんからは「不安なこともあると思うけど自分を信じて頑張れ」とLINEがあり、強気なプレーにつながったという。高校卒業後はSVリーグのチームに入団予定。憧れの選手は守備も攻撃もできる高橋藍選手だそう、などと伝えた。