東日本大震災から14年。震災と今回の山林火災で大きな被害を受けた岩手・大船渡市から中継。斎藤キャスターが、大船渡市の隣にある陸前高田市で野球場を再建させるため奮闘した市役所の元職員・阿部勝さんを取材。震災前、岩手・高田松原の一角には野球場があったが、震災で野球場は津波に襲われ全壊。震災後、阿部さんは野球場建設を主導した。しかし資金面の問題に直面した。数十社の企業をまわり資金集めに奮闘。ときには東京までに足を運んだ。完成したのは震災から9年後だった。電光掲示板は阿部さんの強いこだわりで設置した。今では球場から歓声が響いてる。野球場から約400メートルにある中華料理店・四海楼は、震災で全壊したものの6年前に再建。この店には陸前高田市出身でメジャーリーグ・ドジャースに移籍した佐々木朗希投手が、幼いころから通っていたという。佐々木投手の亡くなった父が、この店の麻婆担々麺が大好きだったという。阿部勝さんは「これから生きていく市民にとっても、復興の象徴にもなる施設だと思ったので。生き残った職員、生き残った人間の責任として、やりきらなくちゃなって思いはありました」などと話した。佐々木朗希は「自分にとって特別な日であることに変わりはありません。今こうしてアメリカで新しい挑戦をさせてもらえていることに、これまで支えてもらった沢山の人たちにからためて感謝のきもちでいっぱいです」などとコメントを発表した。
住所: 岩手県陸前高田市高田町字曲松116