半導体の受託生産で世界最大手の台湾のTSMCのトップが、熊本県での第3工場について言及した。TSMCは熊本県に日本では初めてとなる半導体工場を完成させ、第2工場の建設も決めている。きのうの株主総会で新しい会長兼CEOに就任した魏哲家会長は、熊本県内に第3工場をつくるかどうかについて「まずは第1工場と第2工場をしっかりとやってから将来の拡張について考える」と述べた。そして、熊本県からは「第3工場を検討しないかと要請されている」としたうえで、「地元住民の賛同が得られるなら引き続き考慮する」と述べ、工場の拡張に含みを持たせた。