魔女の宅急便の原作者、角野栄子さんは去年11月自身が館長を務める魔法文学館が東京江戸川区にオープンした。今年で作家デビュー54年目となる角野さん。代表作魔女の宅急便は累計発行部数が180万部を超えるミリオンセラー。魔法の文学館には魔女の宅急便の舞台になった街が再現されている。キャラクターの映像が映し出され物語の世界に浸ることができる。館内の蔵書は約1万冊。角野さんが選び子どもが一日で読み切れるものを揃えている。角野さんは「本を自分で読むということによって自分の言葉ってものを覚えていく。自分がそういうふうに感じた言葉っていうのを辞書みたいに積んでいくんじゃないかと思う。」などと語った。
角野さんと本との関わりは幼少期に遡る。角野さんが5歳の時に母は亡くなった。寂しさを紛らわしてくれたのは父親が聞かさてくれた童話や昔話だったという。太平洋戦争の最中だったため地方への学童疎開を経験した。「子ども目線で見ていた戦争はとても不自由だったがこれからの時代は自分の言葉で語る方が力があると思う。人に訴える力はあると思う。」などと話した。戦後の角野さんを待っていたのは高度経済成長期。当時の子を持つ母親は家事に専念するのが当たり前。角野さんは一人子育てと向き合った。その中でも心の拠り所となったのが物語の世界。思い浮かんだ物語を絵や文章にして一人書き続けたという。角野さんは「批評を受けたいとは思わなかった。自分がせっかく好きなものを見つけたのに自分で腰が引けたら嫌だと思った。そのくらい私はきっと孤独だったと思う。」と語った。書くことの面白さを見て行き続けることができたという。
夢中になれる何かを見つければ人生は豊かなものになる。角野さんは魔法の文学館で過ごすひとときがそのきっかけになればと考えている。角野さんは「好きなものを見つけられる人は幸せだと思う。それを築き上げていった時にその人の”魔法”になると思う」などと語った。
角野さんと本との関わりは幼少期に遡る。角野さんが5歳の時に母は亡くなった。寂しさを紛らわしてくれたのは父親が聞かさてくれた童話や昔話だったという。太平洋戦争の最中だったため地方への学童疎開を経験した。「子ども目線で見ていた戦争はとても不自由だったがこれからの時代は自分の言葉で語る方が力があると思う。人に訴える力はあると思う。」などと話した。戦後の角野さんを待っていたのは高度経済成長期。当時の子を持つ母親は家事に専念するのが当たり前。角野さんは一人子育てと向き合った。その中でも心の拠り所となったのが物語の世界。思い浮かんだ物語を絵や文章にして一人書き続けたという。角野さんは「批評を受けたいとは思わなかった。自分がせっかく好きなものを見つけたのに自分で腰が引けたら嫌だと思った。そのくらい私はきっと孤独だったと思う。」と語った。書くことの面白さを見て行き続けることができたという。
夢中になれる何かを見つければ人生は豊かなものになる。角野さんは魔法の文学館で過ごすひとときがそのきっかけになればと考えている。角野さんは「好きなものを見つけられる人は幸せだと思う。それを築き上げていった時にその人の”魔法”になると思う」などと語った。
住所: 東京都江戸川区南葛西7-3-1 なぎさ公園
URL: https://kikismuseum.jp/
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