新潟県の魚沼市で視界が悪い中、車を走らせているのは訪問介護ヘルパーの佐藤よしさん73歳。介護歴35年のベテラン。佐藤さんが向かうのは市内でも最も雪深い地域。向かったのは91歳になる1人暮らしの女性宅。そこは過疎が進み高齢化率が60%にもなっていた。通い慣れた道とはいえこの雪で家を見つけるのもひと苦労。着いた家は3mを超える雪の壁に囲まれ建物も見えない。佐藤さんは週1回の訪問で家事やきちんと薬を飲んでいるかなどの確認を行う。佐藤さんらは主に山間部の訪問介護をしているが人材不足もあって1人でおよそ7人を見なければならない。1時間ほど止めていた車は積雪で真っ白。こうした中でも佐藤さんは高齢者の生活を支えていきたいと話していた。