今月6日までの一週間のコメの価格は5キロあたり4,214円と高騰が続いている。仙台の大学では学生たちを支援しようろ100円でカレーライスが提供された。福井県内では先週、複数のスーパーで備蓄米が並んでいたが、きょうの売り場には1家族1点限りで販売した45袋が4日で完売したという。新潟のスーパーでは備蓄米を入荷するめどが立っていないという。備蓄米が流通してからも価格が高止まりしている。政府はことし夏まで毎月入札を行うとしているが、専門家は備蓄米はより在庫が少ないところに行き渡るよう工夫が必要だと指摘。別の専門家は流通業者・消費者が必要な量を確保できるかという不安や、価格が高い状況はしばらく続くという見方からいつもより多くコメを抱え込んでいることも価格が下がらない要因の1つだとしている。きょうは政府・流通関係者の意見交換会が開かれ、江藤農相はコメの価格安定に向けた取り組みを要請した。