米国の保健当局は“鳥インフルエンザに感染して重症になった患者から採取したウイルスのサンプルから、人ののどなどの細胞にウイルスが付着しやすくなる可能性がある変異が見つかった”と明らかにした。米国CDC(疾病対策センター)は“今月南部ルイジアナ州で鳥インフルエンザウイルスのH5N1型に感染した患者が国内で初めて重症になった”と発表し、詳しい分析を進めていた。26日、CDCは“この患者から採取したウイルスのサンプルから人ののどや鼻の細胞に付着しやすくなる可能性がある変異が見つかった”と明らかにした。このウイルスについてCDCは“感染後の患者の体内で変異が起きたとみられる”としたうえで、“人から人への感染が確認されていないことから、一般の人に対するリスクは低いままだ”としている。