卵の値段がなかなか下がらない。卵かけご飯を提供しているホテルでは大きな影響が出ている。卵の高騰はアメリカでも今、深刻な事態となっていた。ベッセルイン高田馬場駅前を取材。ホテルの朝食コーナーに欠かせない食材、卵。ホテルが頭を悩ませていたのは、止まらない価格の高騰。価格の方は1個当たり9.5円値上がりしていてるという。たまごの相場価格(1月〜5月/JA全農たまごMサイズ基準値/東京)の推移。例年は1キロ当たり200円前後で推移していたが、エッグショックと呼ばれたおととし3月は343円。今月の価格はそれに迫る326円まで上昇している。値上がりする貴重な卵。ベッセルイン高田馬場駅前では宿泊客の8割が外国人とあって、生卵をゆで卵と間違えて割ってしまうことも。食品ロスを防ぐためポップが置かれていた。スーパーあまいけ下連雀店(東京・三鷹市)を取材。一般的な卵と市場の影響を受けにくいブランド卵の価格が逆転しそうになっていた。
卵の高騰は海を越えたアメリカでも。先日、トランプ大統領が「タマゴの値段は制御不能だ」と発言。ロサンゼルスのスーパーでは1パック12個入りが約1200円。鳥インフルエンザの影響もあり、制御不能な異常価格に悩まされている。卵を大量に使う飲食店にも打撃が。スクランブルエッグや肉をトルティーヤで包んだブリトーの値段が1つ2000円以上。卵の仕入れ値が僅か2か月で3倍になった店では卵1個当たり50セント(約75円)の追加料金を取る苦渋の決断をしたという。頼みの綱は、やはりトランプ大統領。価格高騰に対抗するため韓国とトルコから卵の輸入を開始。さらに他の複数の国とも交渉中で、短期的に数億個の卵を輸入する予定としている。卵の奪い合いの様相を見せる中、日本が輸入に頼る可能性はあるのか?。たまごの流通に詳しい元東京農業大学教授・信岡誠治さんは「買い付けに走っていますけど、輸入する相手が今いない。関税かけて輸入なんて、とんでもない値段になる」と話す。国産卵が主流の日本。海外では買おうとしても買えない状況の上、そもそも割れやすいため輸入には向かず、自給自足が原則だという。買いだめは厳禁。今後の価格について、信岡さんによると、供給量の回復が見込まれる夏場以降、価格が下がる見通しだという。
卵の高騰は海を越えたアメリカでも。先日、トランプ大統領が「タマゴの値段は制御不能だ」と発言。ロサンゼルスのスーパーでは1パック12個入りが約1200円。鳥インフルエンザの影響もあり、制御不能な異常価格に悩まされている。卵を大量に使う飲食店にも打撃が。スクランブルエッグや肉をトルティーヤで包んだブリトーの値段が1つ2000円以上。卵の仕入れ値が僅か2か月で3倍になった店では卵1個当たり50セント(約75円)の追加料金を取る苦渋の決断をしたという。頼みの綱は、やはりトランプ大統領。価格高騰に対抗するため韓国とトルコから卵の輸入を開始。さらに他の複数の国とも交渉中で、短期的に数億個の卵を輸入する予定としている。卵の奪い合いの様相を見せる中、日本が輸入に頼る可能性はあるのか?。たまごの流通に詳しい元東京農業大学教授・信岡誠治さんは「買い付けに走っていますけど、輸入する相手が今いない。関税かけて輸入なんて、とんでもない値段になる」と話す。国産卵が主流の日本。海外では買おうとしても買えない状況の上、そもそも割れやすいため輸入には向かず、自給自足が原則だという。買いだめは厳禁。今後の価格について、信岡さんによると、供給量の回復が見込まれる夏場以降、価格が下がる見通しだという。