3年前に登場した荒木さんは地元福岡県鞍手町の公民館で先祖代々伝わる焼き物や掛け軸などをズラリと並べた展覧会、題して荒木家所蔵、我が家のお宝展覧会を開催。しかし、来場者数は156人ほどで荒木さんは予想していたよりも少ないと話す。お宝は展覧会の目玉として展示した物。依頼品は12mある妖怪絵巻。1859年ごろ黒田藩の武士が伝聞を元に記したとされ、前足が二股に別れ牛のように泣く妖怪や人間を群れで襲うが焼いて食べると美味しいチョコサイ。人の家の酒を勝手に飲む鳥、鍋の姿をしたたぬき、頭が鷺の男など40余りの妖怪が実に生き生きと描かれている。鑑定結果は300万円。妖怪にまつわる伝承を今に伝える大珍品であった。放送後、この絵巻はSNSで大バズリ。絵巻はその後どうなったのか?荒木さんをお尋ねすると、自分では維持管理が難しいため鞍手町の歴史博物館に預けているという。東京都立大学の教授が調べに来て、筑前化物絵巻という本が出版されたという。去年7月に出版されたこの書籍には妖怪絵巻に登場する全ての妖怪がフルカラーで掲載され、説話もわかりやすく現代語に訳されている。さらに鳥取県立博物館で開かれた企画展「妖怪・幻獣づくし」では、人魚のミイラといわれる剥製や人間の顔と牛の体を持つ件などとともに、なんと妖怪絵巻がガラスケースに収められ堂々展示されている。学芸員も大絶賛。一目見ようとおよそ1万2千人以上が来館した。300万円の妖怪たちは小さな公民館から全国へ羽ばたいた。
住所: 鳥取県鳥取市東町2-124
URL: http://www.pref.tottori.jp/museum/
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