書家の紫舟さんが線の迫力に圧倒されるという水墨画は雪舟の「慧可断臂図」だ。達磨の線はほかの描写に比べると非常に単純でシンプルで、悟りを開いたあとの人の描写として描いたと思うと言った。背景の洞窟の線はさまざまな角度がついている。2つの線の描き分けこそが雪舟の真骨頂だという。
水墨画家の大竹卓民さんは今から30年前、日本画と東洋美術史を学ぶために上海から来日した。大竹さんは古典的な水墨技法を使いながら、常に新しい表現に挑み続けている。線描の発展は輪郭線をとる均一の線から面的な表現と線的な表現の構成で本当の線描になるという。
水墨画家の大竹卓民さんは今から30年前、日本画と東洋美術史を学ぶために上海から来日した。大竹さんは古典的な水墨技法を使いながら、常に新しい表現に挑み続けている。線描の発展は輪郭線をとる均一の線から面的な表現と線的な表現の構成で本当の線描になるという。