先週木曜日から、「から好し」では、人気メニューである親子丼の値下げを実施し、590円から450円になったという。グループ店舗全体で一括仕入れ・加工をすることで、仕入れコストや作業負担を減らし、値下げを実現できたという。今年6月に行なわれたビジネスパーソンのランチ事情の調査によると、食べたいメニューを我慢した経験がある人は、2年前より10ポイント増え、食の節約傾向が強まっていることがわかった。また、「ペッパーランチ」では、先週からビーフペッパーライスや肉塊ハンバーグの値下げをした。原材料を工夫してコストを下げる一方、一部メニューは値上げをしているという。「やきとりの扇屋」では、先月からもも串を値下げした。炭焼き技術の向上による焼き時間の短縮で、光熱費が減り値下げにつながったという。外食チェーンの相次ぐ値下げについて、専門家から「一時よりも原材料費が下がってきている。体力のある企業は逆に値下げが出来るようになってきたというのが足元の姿です」などと評されている。