東京・墨田区のステーキ・ハンバーグの店「ヌーベルバーグ」は、ステーキにアメリカ産の牛肉を使っているが、円安の影響で仕入れ値は10年前の3倍になっているという。また、それにより店での値段も倍以上で提供しているという。みずほリサーチ&テクノロジーズの試算によると、1ドル=154円台が続いた場合、2024年度の世帯平均の家計負担は、前年度と比べ10万円以上増加するという。また、輸入価格の上昇で、電気・ガス・食料品が今後さらに値上げする可能性があるという。円安や物価高がGW中の旅行や外出の判断に影響が出たかのアンケートでは、半数以上が「はい」と答えている。また、高くなるGWではないタイミングで旅行するという選択が増えているという。一方、外国人観光客からは日本は買い物天国という声があがっている。明治安田総合研究所の小玉さんは「賃金は4月以降に企業に反映されるので、今はまだ実感できませんが、少しずつ景気は良くなっていくかもしれない」などと話した。