平年より5日早く開花した東京の桜。その東京よりひと足早く開花し、花見客で賑わう名古屋市では、ある異変が起きていた。イカ焼き1本1000円、ベビーカステラ1000円、物価高の影響をもろに受けた価格設定に広がる戸惑いの声。しかしキッチンカーの店主にも切実な事情があるよう。不本意だが値上げせざるを得ない店と、値上げに戸惑う花見客。節約志向もあってか花見を予定している人が減っているデータもある。花見の危機はそれだけではない。これまでに1万本の植樹と5000本異常の再生を手掛けた桜のプロ・松井章泰氏が指摘するのは、「桜がなくなってしまうかもしれない」ということ。桜の名所で知られる愛知県の岡崎城公園では、公園内の桜が次々と弱っている現実があった。高度成長期にかけ全国で大量に植えられたソメイヨシノが、今、次々と寿命を迎えているという。実際、今月、東京・世田谷区の公園では、高さ10m以上のソメイヨシノが倒れ、下敷きになった女性が負傷する事故も起きている。寿命による桜の危機に今、プロたちが取り組むのが、桜の世代交代。
住所: 愛知県名古屋市昭和区鶴舞1-1
