ナスが描かれたかわいいレトルトカレー。鹿児島市にある東昌小学校に開発した男の子がいる。6年生の宮脇一馬くん。カレーを開発したきっかけは食品ロスについて調べた去年の夏休みの自由研究だった。自分の地域に廃棄される食べ物がどれくらいあるのか疑問に思った一馬くん。着目したのは地域の特産のひとつにもなっているナス。研究のためにナス農家へ何度も話を聞きに行ったという。傷がつくなどして市場に流通できない規格外のナスを目にした一馬くんは衝撃を受けたという。そこで大人も子どももすきなカレーにしたら売れるのではないかという考えでナスカレーを作ったという。一馬くんは規格外の野菜をレトルトカレーに加工して販売し、食品ロスの削減に取り組む東京の企業「MOTTAINAIBATON」を知り協力を依頼。家族や校長らのサポートも受けながら、クラウドファンディングで約40万円を集めて商品化にこぎつけた。規格外のナスを無償で提供したナス農家も地域の盛り上がりにつながればと期待しているという。食べた一馬くんは「ごろっと入っているナスの方が食べ応えもあっておいしい」などコメント。