国民スポーツ大会が今岐路に立たされている。各都道府県が持ち回りで開催し、現在2巡目の後半。負担が大きいなどの課題が指摘されている。ことし9月から有識者会議による議論が始まった。去年の開催地、鹿児島。特に負担となるのが会場の整備。鹿児島市では競技団体からさまざまな指摘を受けて人工芝や照明などの改修に追われた。市が負担した開催費用は約39億円。更に観光シーズンに選手などの移動手段や宿泊施設の確保にも苦労したという。バスは2011台、タクシーが4167台必要となり、観光客受け入れとのすみ分けが非常に大変だったという。