鹿児島県の九州電力・川内原子力発電所の重大事故を想定した防災訓練が、きのうから行われている。訓練は国、鹿児島県と原発30km圏の9市町が合同で行い、294機関、住民らおよそ4800人が参加している。2日目のきょうは、薩摩半島西方沖を震源とする最大震度7の地震を受けて川内原発1号機の炉心が損傷し、放射性物質が外部に放出された想定。原発から5km圏内の住民が避難するなどの訓練が行われている。また、去年の元日に発生した能登半島地震を教訓に、孤立した住民をヘリコプターを使って救出し、通れなくなった道路を開通する訓練なども行われている。