引退から1年、地元の鹿児島で次なる人生を歩み始めた横田慎太郎さん。しかし今度は脊髄に腫瘍が見つかり、2度目の闘病生活に。横田さんを苦しめたのは目標を失ったことだった。自分が元気になって苦しんでいる人たちを勇気づけたいという新たな目標を見つけ、半年に渡る闘病生活を経て退院した。そこから講演活動に力を入れた。退院から1年、脳腫瘍が再発した。この時、横田さんは治療をやめる決断をした。残された時間はひとりでも多くの人を励ますために使いたいという思いで、体力が落ちていく中、自分の言葉で伝え続けた。講演会は全国70カ所に及んだ。
