やどかりプラス職員の寺尾さんも、つながりに救われた1人だった。大阪出身の寺尾さんは広告の会社に勤めていたが、30歳過ぎで離婚し、東京で独立した。仕事は順調だったが様々なことが煩わしくなり、子どもが成長して養育費が必要なくなったときに生きていてもしょうがないと考えるようになった。死に場所を求めて鹿児島にたどり着き、所持金が底をついたときにやどかりプラスと出会った。ピアサポーターを経験し、去年春から職員になった。寺尾さんは山下さんとともに市役所を訪れた。生活保護の申請を済ませ、連帯保証人を得て久しぶりに家を借りることができた。
