今回取材班が向かったのは栃木・鹿沼市にある大芦川で、この週末には水遊びをしようとする多くの家族連れで賑わっていた。大芦川では火を使う調理や花火・騒音を出す行為などに違反した場合、1人5万円以下の制裁金が科される。今回夏休みで観光客が殺到する中、毎日巡回を行っているパトロール隊に密着した。パトロールを始めてすぐ、川の中洲に集まる不審なグループを発見。火器禁止にも関わらずテーブルの上に置いた鍋でカレーを食べていた。パトロール隊は早速グループの1人から聞き取りを行い、ガスコンロを発見。口頭での指導となった。さらにパトロール隊は橋の下で寛ぐ3人の男女を発見。近くには火を使ってバーベキューをしていた痕跡があり、パトロール隊に気づいた3人は近くに張っていたテントに逃げ込んだ。現場を確認したパトロール隊によると、段ボールに熱が残っていることから火を使ってから然程時間が経っていないという。パトロール隊が声をかけたが、3人は初違反だったため罰金は免れた。河原では大音量で音楽を流すなどの騒音行為も禁止されている。パトロール隊はこうした迷惑行為を今年すでに100件以上指導している。