俳優・鹿賀丈史が43歳で初挑戦したバラエティー番組が「料理の鉄人」。いまだに代表作のように言われるという。設定として中世の貴族であり、料理人同士を戦わせておいしいものを食べるという役だったという。番組の世界観に鹿賀丈史が加えたエッセンスがあるという。1回目のテーマが鮭だったが、鮭は産卵のために川を遡上してくるが、全身傷だらけになり上ってくるので、そのイメージがあり、テーマ発表に振り付けをしてしまったという。それに対するスタッフからの受けが良く2回目からもなにかをやらなければいけない雰囲気になったという。どんな作品も全身全霊で演じきる様々な役と向き合った51年の俳優人生。大切にしている言葉は「通過点」。「生きる」というミュージカルをやり、芝居をしなくても存在するだけで魅せられる俳優という思いが強まったという。