前回の総裁選で「小石河連合」と呼ばれた石破茂氏、河野太郎氏、小泉進次郎氏。前回は河野氏の勝利を目指して足並みを揃えいていたが、その小石河連合の足並みに乱れがでてきていると言われている。石破茂元幹事長が中心となるグループである水月会の勉強会を再開させた。10日に「いつなんどき何が起きてもいいようにしておかなきゃいかん、みんなそうじゃないの」など述べ総裁選に意欲を示したという。そして、河野デジタル大臣は前回協力した石破元幹事長と連携を模索、5日に会食をして総裁選をめぐって意見交換をするも結論はでなかったという。また、河野大臣は派閥の長である麻生副総裁にも総裁選出馬への支援を期待しているという。河野大臣は麻生副総裁と9日に会食。麻生氏の考えを探ったとみられている。麻生氏は岸田総理の後ろ盾であるため河野大臣支援で一枚岩となることは現状では望めないという。さらに菅前総理の動きも注目されている。もともとライドシェア導入をめぐって連携してきた小泉進次郎氏、河野太郎氏だが、無派閥の小泉氏は派閥解消で足並みを揃えいている。ただ河野太郎氏は麻生派に残っているため、これについて菅前総理は快く思っていないのではないかとみられている。派閥解消が持論の菅前総理は総裁候補として河野氏より小泉氏に傾いているとの見方もあるという。久江雅彦氏は「現状では派閥解消を訴えている人達にほのかな追い風が吹きつつあるのかなと。麻生さんは公でもどこでも明確には言わないと思うが客観的に3つのカードがあったと思う。1つは岸田さんの続投、もう1つは盟友の茂木さん。そして3枚めが上川陽子さん。岸田さんは派閥の解消宣言をしたことによって溝ができた。茂木さんに関しては、今回茂木派が解散するということで半ば空中分解に近いかたちになっている。茂木さんはなんとか総裁選に出られる20人を固めようといま頑張っている。というときに、その引き金となったのは小渕優子さんが1月26日に茂木派をやめると言ったこと。1月28日に、麻生さんが上川陽子さんのことで失言があった報じられたが、優秀な人がいるという主旨の発言をした。3枚のカードのうち、岸田さんとは溝が出来た、茂木派は半ば崩れかけて茂木さん自身も党内調査で支持率が1%しかない、そして上川さんという名前を半ば公で言ったことがポイント。そして、次の総裁選は選挙に合わせて世論の人気のある石破さんが軸に」などコメント。