自民党総裁選について。河野デジタル大臣はおととい、東京都内で自身が所属する麻生派のオーナーである麻生副総裁と会談し、総裁選出馬について了承を得た。麻生派関係者は“麻生氏は河野氏の支援に回る”との見方を示していて、河野氏は総裁選に出馬する意向を固めた。小林鷹之前経済安保担当大臣は、訪問先の新潟県で総裁選への出馬に改めて意欲を示した。関係者によるとあす出馬会見を開く方向で調整している。一方、上川外務大臣はきのう自身のSNS上で「岸田総理に私の決意をお伝えした」などと投稿し、出馬したい考えを初めて対外的に表明した。上川氏は、解散を決めた岸田派に所属しているが、岸田派ではナンバー2の林官房長官がすでに出馬したい考えを岸田総理らに伝えていて、週明け以降周辺議員らと対応を協議する見通し。このため上川氏は派閥にとらわれない形で推薦人を確保できないか模索している。