自民党新執行部と公明党幹部の会談が行われた。約26年続く自公の連立関係が今揺らいでいる。高市氏が新総裁に選ばれた今月4日、公明党の斉藤代表は、我が党の支持者の方からも大きな不安や懸念があることを率直に申し上げ、その解消なくしては連立政権はないと話した。公明党から連立解消もありうるとの声も上がる中、今日はまず執行部同士が顔合わせを行った後で高市総裁・斉藤代表・両党の幹事長の4人で約1時間半にわたり会談が行われた。斉藤代表は、歴史認識、靖国問題、過度な外国人排斥の問題については高市新総裁から詳細な説明があり認識を共有できたとした。裏金問題では、公明党からしっかりとした全容解明が必要だとの考えが伝えられ、連立の継続は引き続き協議することになった。今日午前、新執行部を発足させた高市総裁。政調会長には高市氏本人も政策が近いと語る小林鷹之氏を起用、副総裁には高市総裁の”後見人”麻生元首相を、党の要となる幹事長には麻生氏の義理の弟である鈴木俊一氏を起用、総務会長には有村治子氏を起用するなど総裁選で支援を受けた麻生氏への配慮が見える人事となった。さらに幹事長代行に起用されたのは旧安倍派の萩生田光一元政調会長で、裏金問題で収支報告書に不記載があった議員の問題発覚後の党幹部起用は初となる。高市総裁は今後総裁選で戦った小泉氏・林氏・茂木氏などを閣僚で処遇し政権 全体の人事でバランスを取る考え。立憲民主党の野田代表は、露骨じゃありませんかいくらなんでも、裏金問題はもうけじめがついたことにするんですか、解党的出直しになってないと思いますと話した。