ウクライナ侵攻後初めて行われる大統領選挙。投票が始まったモスクワから中継。取材に応じた人達からは、プーチンの再選は確実だという声がほとんどだという。事実上選択肢がない選挙となっていて、モスクワでも選挙戦の盛り上がりは感じないという。ウクライナ侵攻が長期化する中、プーチン政権は今回の選挙で反戦や厭戦ムードが広がることを最も警戒しながら、国民から圧倒的な信用を得る形でウクライナ侵攻を進めたい狙いがあると見られる。そのために重視しているのが数字で、投票率7割、得票率8割という目標を掲げているとされている。国営企業などでは、社員に投票に行くよう強い圧力がかかっているという声も聞かれ、歴史的な圧勝で国民の結束を演出しようとしているとみられる。