裏金問題の処分をめぐり自民党の茂木幹事長はきのう党紀委員会に対して、収支報告書の不記載があった議員等の審査を要請した。不記載額が500万円未満は注意にとどめるとした線引に、処分のリストに載った議員で不満をあらわにする人も。安倍派でキックバックの再開を協議した幹部4人は、選挙の非公認以上とする方針。なかでも塩谷立元文科大臣・世耕弘成前参院幹事長は離党勧告を検討している。党内からは「額が小さいとしても不記載は法律違反だ。500万円以下の人に対しても党として公式な形で処分を行うべきだ」などの声があがっている。一方、裏金額が3000万円を超える二階元幹事長は処分の対象外に。今週木曜日にも処分が決まる見通しだという。