自民党の、いわゆる裏金事件で「しゃべるな、しゃべるな」と派閥からのかん口令を告白した宮沢博行前防衛副大臣が、週刊誌で女性問題が報じられる見通しとなったことを受け、衆議院に議員辞職願を提出した。宮沢前防衛副大臣は「きょうは議員辞職でございます」「本当にこの不祥事については申し訳ないと思います。信頼を裏切ってしまいました。許されることではないと思いながらも、やってしまったことであります」「一身上の都合でございます。諸々の不祥事についてけじめをつけるということでございます」と述べた。宮沢前防衛副大臣は日本テレビの取材に応じた後、衆議院に議員辞職願を提出した。辞職の理由として、週刊誌に女性問題が報じられる見通しになったことをあげる一方、宮沢前防衛副大臣は「不記載資金で不祥事に支出したということは断じてありません。絶対ない!絶対ないんです!」と述べ、女性に対して、いわゆる裏金は使っていないと強調した。宮沢氏は去年、いわゆる裏金事件で安倍派内のかん口令を明らかにしていたが、辞職願提出後も「誰に言われたかは差し控える。話せません」と述べるにとどめた。