1日約200便の航空機が発着する関西国際空港。スムーズな運航に欠かせないのが地上で航空機の誘導や荷物の積み下ろしなどを行うグランドハンドリングと呼ばれる仕事。ANA関西空港・宮下さんは、グランドハンドリングのチームをまとめるリーダー。航空機の到着予定時刻20分前、宮下さんは駐機場に向かう。駐機している時間は、通常35分〜50分ほど。限られた時間で次のフライトの準備を完了させなければいけない。機体を入念にチェック。同時並行で荷物の積み下ろしや燃料の補給、機内の清掃なども行う。関西空港の去年の外国人利用客は1300万人を超。さらに、来年開幕の大阪・関西万博にむけて航空機の発着枠が3割増え、来年3月には1時間あたり最大60回に。ANA関西空港では作業をより効率化するため、機内までレールで荷物を引き込める最新機材を導入。出発時刻が近づくと、けん引車を使って駐機場から航空機を押し出す。滑走路に向かう機体を見送ると、グランドハンドリングは完了となる。