しゃぶしゃぶの人気チェーン「しゃぶ葉」へ。牛肉・豚肉などの食べ放題がリーズナブルに楽しめる。ここに昔懐かしの綿菓子機が設置されている。甘い綿菓子が一から自分で作るため子供たちに大人気。設置理由については「子供のお客様に楽しんでいただけることと大人のお客様でも昔懐かしさを感じていただける楽しみが提供できると思った」と話す。懐かしの機械を今でも作っている町工場が東京・品川区に。昭和37年創業「朝日産業」。62年に渡って日本製の綿菓子機を製造。今も製造しているのは唯一ここだけ。従業員は4人。この人数で年間約500台を製造している。尾花リポーターが綿菓子機を体験。綿菓子の素になるザラメを入れる。形が微妙で硬いとのこと。そこで工場長に手本を見せてもらった。窯の回りで棒をグルグル回さず棒を回しながら空気を入れることでキメの細かいフワフワの綿菓子になるそう。綿菓子機のポイントは機械の中心にある回転釜。側面にはメッシュ状の金網。その内側に電熱線があり窯が回転することで温度が上昇。熱で溶けたザラメが遠心力で金網から飛び出して綿菓子に。町工場では部品を外部に発注して一から組み立てている。1台組み立てるのに約20分、定価は約10~30万円。商売を始めたのは祖父・秀三郎さん。アメリカで綿菓子機に出会って独学で国産の綿菓子機を開発。昭和の時代にヒットしたのが自動販売機型の綿菓子機。ピーク時は年間1500台ほど売れたそう。その機械が千葉・松戸市で今も活躍していた。この公園に行けば誰でも買うことができるレトロな綿菓子機。100円を入れると自動でザラメが落下し割り箸で作る。子供連れの家族を中心に多くの人が利用している。綿菓子機も進化していた。約8年前に作ったのがハイパートルネード。中心から竜巻のように綿菓子が上昇するタイプで形が作りやすいそう。ザラメの色もカラフル。工場長は「子供たちに楽しんでもらえるような綿菓子機を作っていきたい。そのお手伝いをこれからもずっとしていこうかなと思います」と話した。
住所: 千葉県松戸市千駄堀269