大工一家で育った宮沢さんは15歳で住み込みで大工の修業を開始。19歳の時に親方の会社が倒産し、施主からの仕事を受けるため都興建設を創業。その後木造注文住宅を手がけるアキュラホームブランドを立ち上げて17万棟を超える住宅を建ててきた。ビルの高層化が進み鉄筋コンクリートの建物が増加した中で宮沢さんは木の良さを再認識して木造への思いを募らせていったという。木造でも技術を磨けば強度を高めてコストを抑えることができるという思いで2000年代に中大規模の木造建築の開発に着手。実証実験も兼ねてグループの支店に純木造建築を取り入れた。社員たちは木造建築のメリットを身を持って実感している。