Alternative Work Lab所長・石倉秀明氏は「航空機の燃料不足は単体ではなく構造的問題だと思う。製油所が少なくなったので、燃料を運ぶ船は長距離移動となり、供給が逼迫する状況になる。さらにドライバーの人手不足や残業時間の規制により、内陸部で空港に燃料を運ぶ人手もたらない。問題解決が難しいのは誰も悪くないこと。採算がとれると思えば企業は投資をする。もし需要が増えれば、石油元売会社は国内で製油所を増やしたり、設備が老朽化してる場合は改修を行なっていくということはやると思う。さらにはドライバーの給与もあげて人手不足にも対応することで、航空機の燃料供給を強化する動きになると思う。そうなっていないのは、今需要が減ってきてますし、これからも減り続けると予測してるからだと思う。そう考えると、いかに経済が良くなるか、どうやって需要を増やしていくかが問われている」などとコメントした。