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「Amazon」 のテレビ露出情報

今回のテーマは「クラウドコンピューティング」(クラウド)。インターネットを通じて世界のどこにあるか分からない巨大な雲のようなコンピュータサーバにアクセスし、様々なデータをやりとりしたりアプリを動かしたりできる仕組みのこと。20年前に登場して以来、市場規模を拡大し続けている。
Windows95はインターネット接続機能やウェブブラウザを初めて標準搭載したOS。当時は電話回線を使うダイヤルアップ接続が主流で通信速度は遅く画像のやり取りにも時間がかかった。2000年代になると、ADSLや光回線が登場し、ブロードバンド時代の到来となり、画像のやり取りも容易になりブログやSNSが誕生した。さらに、ネット通販、ネット銀行、ネットオークションなど新しいネットビジネスも次々に登場した。しかしその裏で「ウェブスケール」という壁にぶち当たっていた。ウェブスケールとは、インターネットの普及を堺に世界のデータが質・量ともに桁違いになった状況を表している。具体的な問題点としては、増え続けるデータの保管先が足りなくなってきたというものがある。それを解決するべく2006年に登場したのが「クラウド」である。その根幹には仮想化という技術がある。仮想化とは、1つのサーバーを仮想的に分割し、複数の用途を割り振るようにできる技術のこと。仮想化されたサーバーがインターネットでつながることで、巨大サーバー群を形成し、世界中でシェアできるようになった。結果、データ容量を気にする必要がなくなった。また、クラウドは負荷状況に合わせて自動的にサーバーを増減させるオートスケールという機能や、複数のサーバーで分散してデータ処理する分散処理という機能なども備わっており、経済的メリットも大きい。クラウドを世界に浸透させたのはジェフ・ベゾス率いるAmazonである。Amazonは2000年代前半、ユーザーの購入履歴の膨大なデータをもとにおすすめを提案するレコメンド機能により大躍進を遂げていた。これを行うための大量のデータを保管するため大量のサーバーを設置した。ベゾスは1年の中でサーバー利用量の少ない時期に、これを他社にレンタルする事業を思いついた。それがAWS(Amazon Web Services)である。自社のサーバー群をビジネスとして貸し出した。利益を優先せず格安で貸し出したことや、さまざまな機能を公開して誰でも使えるように利便性を高めたことにより、AWSは成功を収めた。いまやネット社会で不可欠な存在となっている。その後、ライバル企業のGoogleやMicrosoftも独自のクラウドを展開し、クラウド戦国時代に突入している。クラウドはIaaS(Infrastructure as a Service)、PaaS(Platform as a Service)、SaaS(Software as a Service)の3つに分類できる。IaaSはサーバーなどインフラ機能だけを利用できるサービス。PaaSはアプリケーションを開発・稼働するためのプラットフォームを利用できるサービス。SaaSはクラウドにあるソフトウェアを利用できるサービス。こうしたサービスにより、アプリ事業者が中身の開発に専念できるような環境が整ってきたことが、クラウド業界が成長した大きな要因。アメリカではクラウドエンジニアという職業に注目が集まっている。世界で500万件のクラウド関連職のエンジニアが不足しており、需要に供給が追いついていないのが現状。クラウドエンジニアは要件定義(必要な機能などクライアントの要望をまとめる)、設計(安定して稼働するための全体像を決める)、システム構築(設計に従いプログラミングなどで機能を組み合わせて完成させる)などの仕事を行う。クラウドにより新たなアプリ開発が簡単になっている。また、生成AIなどの新技術との相性も良く、クラウド上のビッグデータを利用することで生成AIのさらなる進化が期待される。一方でクラウドには、情報漏洩などのリスクもある。暗号化によるアクセス制御などのセキュリティも重要。クラウドの利用者・事業者が一緒になって良い社会を作っていくことが望まれる。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年9月19日放送 5:45 - 7:05 テレビ東京
モーサテ(マーケット情報)
大和証券CMアメリカ・矢澤賢さんの解説。矢澤さんは「7月末以降に発表されたマイクロソフトやGoogle、メタといった大手IT企業の決算では、引き続き設備投資の拡大方針が示された。その後に決算を発表したエヌビディアやブロードコム、デルなども好調なAI関連需要を示している。今週にはAmazon.com傘下のAWS、Amazon Web Serviceとインテルが[…続きを読む]

2024年9月18日放送 5:00 - 6:00 NHK総合
NHKニュース おはよう日本(ニュース)
米国のIT大手「アマゾン」は16日、従業員に対し、来年1月から出社の頻度を原則、週5日に戻すよう求める通達を出した。在宅勤務より対面で仕事を行うほうが、業務上の利点が大きいと判断したとしている。現地メディアによると、グーグルやメタなどほかのIT大手は週に2日から3日の出社を推奨していて、アマゾンの今回の動きがどのような影響を与えるかも注目される。

2024年9月18日放送 4:55 - 8:00 テレビ朝日
グッド!モーニングけさ知っておきたい!NEWS検定
米国IT大手・アマゾン・ドット・コムについて野上慎平が解説。来年1月から世界の従業員に対して原則週5日出社にするよう要請。コロナ禍では事務系従業員の大半は在宅勤務だったが、去年5月には週3日出社を義務付けていた。アマゾンはマネジメント力に長けており、一体感を重視したいという点で方針転換を図ったとみられる。東京都リモートワーク実施企業の割合は、コロナ禍前ではリ[…続きを読む]

2024年9月18日放送 4:15 - 5:00 NHK総合
国際報道INTERNATIONAL NEWS REPORT
米国のIT大手「アマゾン」は16日、出社の頻度を新型コロナが発生する前の週5日に戻すよう求める通達を出した。アマゾンは去年5月以降少なくとも週3日出社するよう求めていた。こうした中、アンディジャシーCEOは来年1月から原則週5日に戻す考えを明らかにした。対面での仕事のほうが、互いに学び合うことができ、結束力を高めるなど、業務上の利点が大きいと判断したという。[…続きを読む]

2024年9月17日放送 23:40 - 0:25 フジテレビ
FNN Live News α(ニュース)
アマゾンのアンディ・ジャシーCEOは従業員に原則として週5日職場に出勤するよう要請した。「企業文化と社内チーム強化のため対面で働く利点が多いと判断した」などと説明。アマゾンではコロナ収束後は少なくとも週3日の出社を義務付けてきたが、来年1月から週5日へ戻す形。コロナ収束以降、アメリカの巨大ITで週5出社義務付けはアマゾンが初。

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