きょうの株の見通しについて岡三証券・松本史雄の解説。日経平均の予想レンジは6万5000円~6万5800円。米国株も大幅高になり、半導体株も強く、日本株も上昇との見方。ここ数日は為替の円高や原油の動きもあり、米国株に対し日本株が出遅れる状況が続いていたが、きょうは強い展開になると期待される。注目ポイント「AIブームの先を考える」。ハイパースケーラー(アマゾン、メタ、グーグル、マイクロソフト、オラクル)の設備投資の比率が97%に達していて、営業活動で稼いだお金をほぼ全て投資に回している。産業界においてAI以外に成長が期待できる分野がないという見方がある。1990年代後半に発生したテクノロジーへの過剰投資“インターネットバブル期”に比べ、今回は長期的に見ると人口増加ペースの減速が止まらずマイナスに至る可能性が高まる中、人間に代わるAIを活用することでいろんな意味で優位な立場を確立する動きがハイパースケーラーの過剰投資の背景にある。まだマーケットが織り込んでいないAIの先にある変化を見据えた後押しも必要になる。AI普及後の社会は人間は付加価値の高い仕事だけに従事でき、所得は増加し、労働時間は減少し、世界的な余暇市場が拡大する展開とみられる。
