NY証券取引所から中継でマキシム・グループの久野誠太郎の解説。株式市場は売り買い交錯となった。ダウは5日続伸で最高値更新となる一方、先週の決算発表を受けて上昇していたアルファベットやアマゾンに利益確定売りが広がったことからナスダックは下落となった。7月のISM非製造業景気指数は市場予想を下回り小幅な上昇にとどまったが、事業活動は5カ月ぶりの高水準に上昇したほか、新規受注も伸びが加速。依然としてサービス業の活動は拡大傾向が続いていることが示されている。一方、雇用の項目は50以下に低下。不安定なイラン情勢を受けた原油高でコスト圧力が強まる中、企業で採用を見合わせる動きが見られた。本日発表されたADP雇用報告も市場予想を下回り小幅な伸びとなった。今週金曜日には7月の雇用統計の発表も控えている。金融政策担当者の間では雇用よりも高止まりするインフレへの対応が焦点となっている。ミネアポリス連銀・カシュカリ総裁はインフレ抑制のため利上げが必要との認識を示し、消費者の購買力や労働市場が堅調との見方を示している。7日に発表される7月の非農業部門雇用者数の伸びが8万人と予想されているが、予想以上の大幅増加となったり失業率の低下がはっきりと示されたりすることになれば、インフレへの上向きリスクへつながると受け止められ、利上げ観測が一段と強まることにもなりそうだ。
