三菱電機に就職した九一は長崎県長崎市で暮らしていた。昭和11年、石黒賢の父・修が誕生。幼少期の修は周囲の大人が手を焼く暴れん坊だった。昭和16年、太平洋戦争が開始。昭和20年8月9日、原子爆弾が投下された。九一がいた工場は爆風により窓ガラスが割れ、天井や壁の一部が崩落。九一は割れたガラスで傷だらけになりながら大急ぎで家族の元へ。一方、修は爆心地から約3kmの地点にいて熱線を免れていた。後に、家族全員、再会することができたという。しかし、皆被爆していた。
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