ドライバーがいないレベル4と呼ばれる自動運転の小型バスの運行が東京都内では初めてきょうから始まった。レベル4の自動運転はルートや速度など特定の条件のもとでドライバーがいない状態で運行され、改正道路交通法の施行で去年4月に解禁された。東京都の公安委員会から運行の許可を受けて都内では初めてきょうから羽田空港に隣接する複合施設の敷地内で運行が始まった。車両は10人乗りの小型バスで、添乗員も乗車したうえで約800mの区間を時速12キロ以下で走行。視察など関係者向けの運行を続けたあと、来月をめどに一般の人の乗車も始める計画。運行を担う会社では、これまで全国17か所で運転手が乗車するレベル2の小型バスの運行を行っているが、順次レベル4に移行する計画を進めている。BOLDLY・星野達哉部長は「地域の移動課題の解決、ビジネスモデルとして、自動運転バスを地域に役立てていく」と語った。