アメリカの4-6月期のGDP速報値が市場予想を上回り一旦後退していた利上げ追加の観測などが意識されアメリカ株は揃って下落、また日銀の長短金利操作の柔軟化検討報道が伝わり為替が円高ドル安にふれたことなども重しとなりハイテク自動車など輸出関連株中心に売りが出ている。ダウは現地時間で午後2時過ぎまで14連騰の勢いだったがマイナスに転じると一気に確定売りが出た。14連騰となると1897年以来126年ぶりとなるはずだった。ラガルド総裁も短期的に景気見通し悪化ということで利上げは0.5%ではなく0.25%にとどめた。1-6月の中国工業企業利益が出ているがー16.8%と二桁の落ち込みで追加の政策が必要だということで香港ハンセン指数は1.41%高となっている。昨日の日経平均は午後の1段落となり一時3万2900円台に上昇した。ダウが126年ぶりの記録に挑戦中の時間帯では先物も買われて高値の勢いだった。日経平均が月末までに高値を更新すると突き出し7連騰ということで1972年以来50年ぶりのこととなる。低調になるとされていた外国人だが今の所は買いが続いている。日銀政策金融決定会合の結果ではあるが落ち着いてくるのではと話した。