ホワイトハウスから出てきたのはネットフリックスのテッド・サランドス共同CEO、ワーナーの買収を巡って当局者と協議したものとみられる。その数時間後、ネットフリックスは声明でワーナー・ブラザースに対する買収提案額の引き上げを辞退したと争奪戦からの撤退を発表。去年12月、ネットフリックスがワーナーの主な事業を720億ドルで買収すると発表。しかしその直後、パラマウント・スカイダンスがワーナーの全ての事業を対象に1084億ドルで買収する対抗案を提示し、24日には買収額を引き上げるなど攻勢に出ていた。ネットフリックスの株価は下落。争奪戦の末、パラマウントが逆転勝利をおさめる公算となる。グレッグ・ピーターズ共同CEOは去年、テレビ東京の単独インタビューで、われわれの最優先事項は会員を楽しませることと述べる。パラマウントは今後、規制当局から独占禁止法に基づく審査を受けることになる。市場独占の懸念から審査のハードルが高いとの見方が出ている。ネットフリックスはスタジオ部門などが対象、パラマウントは全事業が対象。トランプ大統領による政治介入も。トランプ氏はネットフリックス取締役を務める民主党政権の元高官に対し辞任要求。応じなければ代償を支払うことになると圧力をかける。一般教書演説に出席したのはパラマウントのデービッド・エリソンCEO、その父親はオラクルの共同創業者ラリー・エリソン会長で親子ともトランプ氏と親しい関係にある。トランプ氏はリベラル系メディアを軽視、パラマウントが買収すればCNNをコントロールできると目論んでいると指摘されている。イギリスのフィナンシャル・タイムズは、CNNがトランプ氏への対抗勢力のような報道をすることはないと明確にしたと伝えている。
