インフレの鈍化を好感して、ニューヨークダウは最高値を更新した一方、ナスダックは5日ぶりに反落。FRBの追加の大幅な利下げ観測もあり、為替がドル安円高に振れ、けさの日経平均株価は、700円を超える下落でスタートした。先週末にかけた2日間で、2000円ほど上昇していたなか、政策への不透明感などもあり、売りが出ている。石破茂氏が新総裁に決まり、週末から日経平均先物が一時2400円下がっていたため、きょうの日経平均の下げはある程度予想できた。衆議院解散も控えているため、マーケットの誤解を解くような軌道修正があると期待されるという。きょうは、東証プライムの9割近くが値下がりした。個別株では、銀行セクターが値上がりしている。石破氏は今後、日銀に干渉せず、利上げがしやすくなると予想される。国内の長期金利はこの時間も上昇していて、銀行株は上昇、不動産株は下落している。円高が進んでいるため、自動車業界には逆風となり、大幅安となっている。鈴木は、選挙までの間に、マーケットに対する何らかのメッセージが出てきて、株価はどこかのタイミングで底入れするのではないかと期待するなどと話した。ホームセンターのDCMホールディングスは、増収増益決算を受け、4年ぶりの上場来高値更新となっている。