第172回芥川賞・直木賞の選考会が行われ受賞作が発表された。純文学の中短編作品に贈られる芥川賞には安堂ホセさんの「DTOPIA」、鈴木結生さんの「ゲーテはすべてを言った」が受賞。「DTOPIA」は1人の女性を巡って世界各国の10人の男性が競い合う恋愛リアリティショーを描いた作品で「ゲーテはすべてを言った」はゲーテの研究者である主人公が自分が知らないゲーテの言葉と出会いその原典を探し求める物語。また、大衆文学作品に贈られる直木賞は伊与原新さんの「藍を継ぐ海」が受賞、地方を舞台に大切なものを守り続ける人々の姿を描いた5篇の短編集。贈呈式は2月下旬に開催される。