野村証券・村上誠が「半導体装置メーカーの業績再拡大を捉える」について解説。半導体製造装置市場は今後も拡大が予想される。半導体製造装置市場の推移を見ると、2020年~2022年にかけ大きく拡大。コロナ禍によりパソコンやスマホなどの電子機器の需要が急拡大したため。2023年には市場は縮小したが、AIの普及に伴い半導体への需要が急拡大。短期的には足踏み状態になると予想される。アプライドマテリアルズ・KLA・ラムリサーチのEPS(1株あたりの利益)の推移、株価の相対チャートを紹介。エヌビディアの四半期決算によると、AI向けなど最先端の半導体需要は旺盛。大手半導体製造装置メーカーのうちアプライドマテリアルズとKLAについて注目。アプライドマテリアルズは主要半導体企業に保守要因が常駐し、研究開発力で競争力を発揮。KLAは歩留まり向上で顧客の収益に貢献、半導体微細化の流れが商機。両社ともに半導体製造装置市場の回復の遅れや米国の対中輸出規制の影響が懸念される。