中国商務省は日本への軍民両用品の輸出規制を強化すると発表。レアアースも対象となる可能性がある。木原稔官房長官は「我が国のみをターゲットにした今般の措置というものは国際的な観光と大きく異なり決して許容できず極めて遺憾。外務省、経済産業省および在中国(日本)大使館から中国側に対してその旨の申し入れを行い強く抗議するとともに措置の撤回を求めたところだ」と述べた。中国のSNSでは対応を肯定する声が多く聞こえる。中国政府が公表している資料によると、記載されているレアアースは7種類、その他4種類を使用した製品も含まれる。レアアースに関し、世界一を誇る中国は、埋蔵量が48.4%、採掘量69.2%、精錬91.4%。2010年時点で日本は約90%中国に依存し輸入していた。日本は輸入先の分散化をすすめてきたが、うまくいかず、2024年時点で71.9%中国に依存している。中国外務省・毛寧報道官は「高市早苗総理の台湾問題に関する誤った発言は中国の主権と領土保全を侵害し公然と中国の内政に干渉し、中国に対し武力による脅威を発している」と会見し、国家の安全と利益を守り国際的義務を履行する為完全に正しく合理的で合法だとして対応を正当化した。そのうえで高市総理大臣の台湾を巡る発言について改めて撤回を求めた。今回の規制強化の動きに対し、レアアースを扱う大手企業からは「情報も少なく状況を注視したい」という声が多いが、「規制が長期化すれば影響は出る」「リスクを避けるため分散したいがコストが上がる」など影響を懸念する声が聞かれた。自動車業界の関係者は「半導体不足、さらにレアアースもとなれば生産が綱渡り」として生産調整に及ぶ恐れがあるという声がある。大手電機メーカーの関係者は「中国の依存リスクは前々から指摘されてきたので何かあれば代替の供給源を用意するようにしている」と話した。
