台湾有事ともなれば米軍岩国基地は真っ先に標的になるとシミュレーションで示された。基地へ毎日カメラレンズを向けている戸村は基地の動きを記録し自身のWEBサイトに公開している。戸村は元広島市職員であり、仕事の傍らで被爆地広島を語り継ぐ活動をしていた。なぜ広島に原爆が投下されたのかに着目した戸村は軍都広島であったからだと突き止めていた。海上自衛隊輸送艦「おおすみ」から揚陸艇が発進し、広島湾にて日米合同訓練が実施された。シンクタンク「CSIS」の台湾有事シミュレーションでは戦いを有利に進めるための提言もしており、戦力分散が記載されている。提言に呼応するかのように岩国基地では去年6月から慌ただしくなり米軍嘉手納基地所属部隊が3週間に渡って訓練を繰り広げるなどしている。さらに米軍は松島基地や八戸基地でも訓練を開始し、シミュレーションには民間空港も使えるようにすべきだと記載している。8月7日、陸上自衛隊が九州・沖縄各地で離島防衛を想定して日米合同訓練を実弾を使用して実施した。