石川の背中を追う世代が現れる。2018年に西田有志が18歳で日本代表入り。鮮烈な代表デビューを飾った。3年後にはイタリア・セリエAに挑戦した。石川の6歳下の髙橋藍は高校生で代表に選ばれ、東京オリンピックでは全試合に先発出場した。その後高橋もイタリアでプレーした。現在日本代表の海外経験者は7人。川合は日本だと身長が同じか低い人と戦うから100%出さなくても決まったりする、海外はみんな自分より高いので高さを意識して戦うと話した。身長では勝てなくても練習次第では海外に通用するプレーができるという意識を生んだことが石川祐希が起こした革命だった。2023年のネーションズリーグでは強豪ブラジルを30年ぶりに撃破。3位決定戦ではイタリアに勝利し、主要な国際大会で46年ぶりのメダルを獲得。オリンピック出場権を自力で獲得した。