アメリカ・トランプ大統領の敵対的な姿勢がフランス人観光客のアメリカ旅行に影響を与えていて、今後数か月の予約数は大きく減少し旅行会社やホテルは懸念を募らせているという。アメリカ入国時にひどい扱いを受けたという旅人の体験談を聞いて行くのをやめた人もいる模様。旅行をためらう人がいる一方で、決行する人もいる。フランス・パリにある旅行会社ではアメリカは最も人気の旅先の一つ。ただ今年の夏の予約数は昨年に比べ20%減少し、主にアメリカ西部を家族で車で周遊するような人が減ったという。旅行会社によればアメリカの物価上昇が理由の一つだというが、数週間前からは、そこにトランプ効果が付け加わった。旅行業界団体によれば最近のトランプ大統領の行動が影響しているのは明らかだという。業界団体の代表はホワイトハウスでのウクライナ・ゼレンスキー氏との一連のやりとりや関税引き上げの発表以降、予約の減少や鈍化の傾向がみられる。ニューヨークは最も影響が少ない都市で観光客数は増加の見通しとしている。一方、航空チケットの予約数にも減少は見られない。旅を延期して、別の国に行くフランス人が多いという。