G7外相会合の取りまとめられた外相声明には「ガザにおける人道危機に対処するための緊急の行動を取る必要がある」「人道的な(戦闘の)休止、人道回廊を支持する」などと明記された。またハマスによるテロ行為を非難した上で「一般市民の保護と国際法、特に国際人道法の順守が重要である」と強調。上川大臣は会見で中東情勢をめぐり激しい議論が行われたことを明かし、極めて率直でお互いに遠慮のないやりとりだったとしている。外務省幹部は衝突から1か月でG7が一致して中東和平に向けて前向きなメッセージを出せたのはよかったと手応えを語っているが、戦闘休止の実現に向けてはさらなる外交努力が求められる。