フィンランドの教育現場では脱デジタル化が進んでいる。フィンランドでは2010年代から授業でデジタル機器の使用を推進。リーヒマキ市では2018年には市内の中学校で紙の教科書の使用を取りやめていた。しかしOECDが科学的応用力、読解力、数学的応用力の3分野で調査する学習到達度調査でフィンランドの順位が急落。この要因として授業でのデジタル機器使用を指摘しており、脱デジタル化を進める学校が出てきているという。「脱デジタル化」は他国でも。AP通信によると、スウェーデン政府はエドホルム学校担当相が紙の教科書や本を読み、手書きのノートをとることに重点を置くよう方針転換。そのため新たな教科書発行として年間約70億円、図書購入に約95億円の予算を計上した。日本の教育現場は?文部科学省は「GIGAスクール構想」として全国の児童、生徒に1人1台のタブレット端末を整備。2020年度ほぼすべての自治体で完了。構想第2期として、端末の更新、整備のための基金設立。ネットワーク環境の地域間格差の解消、教育現場での生成AIの活用などより推進させようとしている。