今週水曜日、52日ぶりの勝利をあげた巨人の戸郷翔征投手。戸郷投手は自身初となる開幕4連敗。自己ワーストの1試合10失点。3年連続2けた勝利をあげたエースの輝きは消えていた。Going!は復活へのもがく巨人のエースに密着した。6月下旬、今シーズン2度目の二軍生活。プロ7年目で初めて感じた投げることへの恐怖について、戸郷投手は「(ストレートの)平均球速を上げることにフォーカスしすぎて、バランスや色んなものが崩れた」と話した。皮肉にも球速の追求がフォームを崩すことに繋がった。フォームの被打率はここ5年で最も悪く、3割に迫っていた。7月、桑田真澄二軍監督の一言が大きなヒントになった。今年は上半身が早くバッターに向いている。バッターはボールを見極めやすくなり、武器のフォークも捉えられていた。桑田二軍監督と二人三脚で、体が開かないフォームへの修正に取り組んだ。ついに一軍登板の日が決まった。今週水曜日、戸郷投手は一軍のマウンド帰ってきた。ストレートが冴えわたり5回まで無失点。6回、ランナーを許し打席には中日の4番・細川選手を迎えたが、フォークボールで三振。6回を無失点に抑え、52日ぶりの勝利をあげた。
