島根の移動販売車に同乗して秘境人を探し、4か月前に奈良から島根の山奥に移住した60歳の康司さんに出会った。周囲8キロにスーパーやコンビニはなく、3年前までは荒れ地だった。奈良から何度も通って土地を整備し、住める状態にした。住んでいるのは30年以上放置されていた空き家で、現在も修繕途中だった。生駒市で生まれた康司さんは、27歳から父が経営する建築会社で働き始めた。30代の頃に会社の経営が悪化し、莫大な借金を抱えた。保証人だった康司さんも返済を背負い、36歳で離婚。42歳で会社を設立し、借金を返し続けた。45歳で工場が全焼した。
